【雑学】ドッグフードを買う前に

ドッグフードを買う前に

どんなタイプの犬用のドッグフードなのか。(子犬用、成犬用、シニア犬用、肥満犬用 など。)
原材料に副産、副物産物ミールを使っているか。(出来るなら、避けた方がいい。)
AAFCOで定められている原材料名の定義参照

最初の5つの原材料名に2つ以上トウモロコシの成分が挙げられているものは消化性があまり良くないので避ける。(例えば、ひきトウモロコシ,コーングルテンミール etc.)
保存料はどんなものを使っているのか。 発ガン性のある合成保存料は入っていないか。(BHT,BHA,Ethoxyquin,など。)

代表的な保存料参照
賞味期限は切れていないか。(賞味期限が非常に長いものは合成保存料がたくさん入っている可能性が大きいので注意!)

AAFCO(Association of American Feed Control Officials, アメリカ飼料検査官協会)の給餌テストにパスしているかどうか。(米国製の場合)

ドッグフードを買った後に

袋を開封した時、においをかいでみる。 いつもと同じブランドなのに犬が食べたがらない時は特に注意。

以前と違うドッグフードに替える時は、最初は前の種類のものと混ぜて徐々に新しいほうの種類の割合を増やしていくようにする。
特に新しいブランドに変えた直後は、体重の変化や便の状態をよく観察し、それに応じて与える量を調節する。 袋に書いてある一日に与える量はあくまでも目安。 アメリカのヒルズ社のHPの中に、ペットの痩せすぎ・太り過ぎが一目でわかるボディチェックシートがあります。

未使用のドッグフードはできるだけ、密閉性のよい容器に移し、直射日光の当たらない冷暗所に保管する。 ドライのものでも、脂肪分を含んでいるので、温度の高いところに保管すると変質することがあるので注意する。
常に新鮮な水が飲めるようにしておく。

米国では、ペットフードの名前のつけ方、原材料やその他ラベルの表記内容についていくつかのきまりがあります。
その中でも、はアメリカ飼料検査官協会(Association of American Feed Control Officials, 通称AAFCO)によるラベル表示内容についての規定は、ネーミングや原材料の列記の順番などかなり細かな項目にまで及んでいます。

AAFCOのラベル表示についての規定は以下の通りです。

製品名(Product Name)

日本語になってしまうと、あまり違いがでないように思いますが、英語だと、微妙な差で区別しています。

95%ルール
(主に缶タイプのものが対象)
<主原料が単数の場合>加工に必要な水分を除いて、名前で使われている原材料が全体の95%以上。

水分を含めても、全体の75%以上なければだめ。

<例>
犬用チキンチキンが全体の重量の95%。(水分を除く)
<主原料が複数の場合>加工に必要な水分を除いて、名前で使われている原材料を合わせたものが全体の95%以上。ただし、先に表記されている原料名のほうが重量的に多くなければだめ。

水分を含めても、全体の75%以上なければだめ。(合わせたもの)

<例>
犬用ビーフとレバービーフとレバー合わせて全体の95%。ただし、ビーフのほうがレバーより多く使っていないとだめ。
25%ルール
又は、”Dinner”ルール
(主に缶タイプやドライタイプのものが対象)
<主原料が単数の場合>加工に必要な水分を除いて、名前で使われている原材料が全体の25%以上95%未満。

”ディナー”に限らず、”エントリー”、”ナゲット”、”フォーミュラ”なども多く使われる。

<例>
犬用チキンディナーチキンが全体の25%以上95%未満。 常識的に考えて、最低の量しか入っていないと思って間違いはない。
<主原料が複数の場合>加工に必要な水分を除いて、名前で使われている原材料を合わせたものが全体の25%以上95%未満。ただし、先に表記されている原料名のほうが重量的に多くなければだめ。

さらに、各原材料はそれぞれ最低3%なくてはだめ。

<例>
犬用ビーフ アンド レバーディナービーフとレバー合わせて25%。例えば、ビーフが22%でレバーが3%とかビーフが13%でレバーが12%など。

ビーフもレバーもそれぞれ3%必要なので、レバーは最低でも3%入っていることがわかる。

3%ルール
又は”With”ルール
主原料ではないが、その加工品を特徴付ける材料を使いたい場合加工品のメインの名前には含められない。

最低でもその特別な原材料は3%入っていなければだめ。

<例>
犬用チキンディナー
チーズ入りチーズは最低3%入っている。
”Flavor”ルール
”With”ルールと区別して、新たに考案されているルール 犬用フード ビーフ入り(ビーフは最低3%あればOK。)というのと犬用ビーフディナー(ビーフは最低25%入っている)などの違いを明確にするため、考えられているルール。%の指定はなし。 <例>
犬用フードチキンフレーバー 犬用フードチキンフレーバー というのはだめ。(チキンという言葉のほうが強調されている。 フレーバーという言葉が材料名であるチキンと同じ色、大きさなどで表記されてなくてはだめ。)

総量について(Net Quantity Statement)

缶詰やドライフードの大きさには基準がないため、メーカーによって大きさがばらばらなので、総量の表示が義務付けられています。 米国では重量単位としてパウンドやオンスが使われていますが、キログラムやグラム表示も併記することになっています。

製造元または販売元の名前と住所(Manufacturer’s name and Address)

製品の品質・安全に関して責任者である製造元や販売元の名前と住所の表記も義務付けられています。 製品についての疑問や、品質に満足できない場合などの問い合わせ先がここです。

少しでも、購入したものが変だなと思ったら、どんどんクレームをつけるべきです。 アメリカ人はペットフードに限らず、購入した製品に対して少しでも疑問があったりすると、すぐ電話などで問い合わせをします。

原材料名の表示(Ingredient List)

原材料名は、全体に対する重量の重いものから順番に、並べられています。 特に缶フードの場合、水分が多いので、加工用の水が原材料リストの上のほうに表記されているのが普通です。

また、原材料名はAAFCOで定められている定義によって、慣用名で書かれています。例えば、鶏肉と鶏肉ミールには大きな違いがあります。

保証分析値(Guaranteed Analysis)

最低でも、粗たんぱく質(最小%)、粗脂肪(最小%)、 粗繊維質(最大%)そして水分(最大%)の表記が必要です。 しかし、これはあくまで目安であり、実際のたんぱく質や脂肪の量ではありません。

缶フードとドライフードでは、水分含有量が違うため、数値的には缶フードのもののほうが、ずっと小さくなります。 異なるメーカーの栄養成分を比較する時は、乾燥重量での値で比較しなければ意味がありません。

栄養基準をみたしているかどうかの表記(Nutritional Adequacy Statement)

これは、そのペットフードが総合栄養食として認められるには、AAFCOが定めた栄養基準を満たしていなければなりません。 総合栄養食というのは、ペットがそのフードと水だけで健康を維持するのに十分な栄養を摂ることができるもののことです。

その他では、そのペットフードがどの生活段階(幼犬、成犬など)のペットを対象としているのかの表示もしてあります。

 餌の与え方(Feeding Directions)

ここに書かれているのは、平均的なものであり、絶対に守らなければいけないということではありません。 同じ犬種であっても、個体差があるので、飼い主は愛犬の体重の変化などに注意し、必要に応じて調節したほうがいいでしょう。

カロリー値(Calorie Statement)

カロリー値の表示は義務付けられてはいませんが、表示をする場合は、kcal/kgの単位を使うように定められています。

ペットフードの中味

似たような原材料名でも、大きな違いがあります。 特に紛らわしいものをいくつか挙げてみました。
これらはAAFCO(Association of American Feed Control Officials, アメリカ飼料検査官協会)が定めた材料名の定義の概略です。

Meat(lamb,beef,chicken etc.)ミート(羊肉、牛肉、鶏肉など) と殺された動物から取れた汚染されていない肉で、しかも骨格筋または、舌、心臓、隔膜、食道などにみられる横紋筋肉のこと。これらに付属している皮、腱、神経、血管、脂肪は含んでも含まなくてもよい。
Meat Mealミートミール、肉粉 血液、毛、ひづめ、角、くず皮、糞、胃、ルーメン(ただし、含有物を除く)部分を精製したもの(脂肪を除いたもの)。 カルシウムの含有量がリンの2.2倍を超えていないもの。 ペプシン(胃液に含まれる消化酵素)で消化できない残留物が12%以下で、また精製されたものの中の、ペプシンで消化できない粗たんぱく質が9%以下であること。
Poultry(chicken,turkey etc.)家禽肉(鶏、七面鳥など) 汚染されていない骨付きまたは骨なしの肉と皮のこと。羽、頭、足、内臓は含まない。
Poultry Meal家禽肉ミール、家禽肉粉 羽、頭、足、内臓を除いた汚染されていない骨付きまたは骨なしの肉と皮を乾燥精製したもの。
Meat and Bone Mealミートとボーンミール ミートミールとの違いは肉の他に骨も含んだものを精製したもの。リンを最低4%含む。その他はミートミールと同じ。
Meat By-Productsミート副産物 ミート部分を除いた、汚染されていない、かつ精製されていない動物の組織のこと。肺、脾臓、腎臓、脳、肝臓、血液、骨、胃腸(含有物は除く)などのこと。 毛、角、歯やひづめは含まれない。
Poultry By-Products家禽肉副産物 精製していない頭、足、内臓のこと。糞やその他の異物は除く。
Poultry By-Product Meal家禽肉副産物ミール、家禽肉副産物粉 羽を除いた首、足、未発達の卵、腸などから精製して粉にしたもの。